どうも!モッパーです。
僕は現在、5足のオールスターを所有しています。そのうち4足は中古で購入したものです(笑)
オールスターはラバー素材のソールなので加水分解しないんです。それはつまり……古くなってもまだまだ履ける!
そういう意味合いもあってか、マニアの方たちはヴィンテージモデルをコレクションされてるそうです。
ただ、残念なのは柔らかいラバーソールはけっこう減りが早いこと。
だからいつも中古を買うときは必ずカカトのソールの減り具合をチェックしています。
現在ではスニーカーのソール減りも修理屋さんで修理する事が出来ます。減っちゃったソールを少し削り新たなソール材を貼り付ける…なんて修理もあるのです。
だがしかし!ここはひとつ、靴の修理剤の定番『シューグー』を使って自分でやってみましょう。
お店のような仕上がりにはなりませんが、意外と簡単です。シューグーを塗る時に役立つ裏ワザも紹介しますよ(笑)
シューグーには滑り止め効果もあるよ!さっそくやってみよう
コンバースを丸洗いしたい方はコチラの記事もどうぞ
ソールにゴムを貼り付ける摩耗対策はコチラ
靴底修理の定番『シューグー』
シューグーは誰にでも簡単に使用できる“靴の補修剤”です。
オフィシャルサイトより
日本国内では1978年より発売され、長く愛用され続けております。
特徴は約12時間から24時間で硬化し、乾くと合成ゴムになります。
擦り減った靴のかかと補修やソール剥がれ修理はもちろんですが、
接着力がとても強いため、靴以外でも木・金属・皮革・コンクリート
など、様々な素材でも使用することができます。
このようにオフィシャルサイトには書かれていますが、本当に簡単にできるんです。
キレイに整えるにはそれなりに慣れやコツも要りますが、初めてやってもそこそこ良い仕上がりになると思います。
シューグーを塗ってソールを保護してやれば、お気に入りのコンバースを長く履く事が出来るし、滑り止め効果もありますよ。
シューグーの使い方
シューグーには木製のヘラとヤスリが付属しています。
準備する物は…
- シューグー
- ヤスリ(付属品または#400程度の紙ヤスリ)
- ヘラ(付属品またはアイスの棒でも可)
- 水(ヘラを浸けるのでコップ等の適当な容器に入れてください)
- 汚れてもいい布(余分なシューグーを拭き取りるためのウエス等)
パッケージに記されている使用方法は…
- ブラシや乾いた布で補修面に付着している汚れやコーティング剤等をきれいに落として下さい
- 付属のヤスリで補修面にアラ目をつけます
- 補修面にシューグーを直接絞り出します
- 付属のヘラでシューグーを平らにのばします
- 完全に固まったら、はみ出した部分をハサミなどで切り取って下さい
と、なっています。
それじゃやってみるんで見ててね
一番最初にヘラは水に浸しておいてください。今回は昨日食べたプリンのカップでやりますよ(笑)
シューグーは水には付きませんので木製のヘラを湿らせておくと塗り伸ばし作業が容易になります。
と、言っても何度もヘラで塗り伸ばしていると、付いてきちゃうんですよね~(笑)
でも安心してください。シューグーが「木製ヘラにベタベタと付かなくなる裏技」を後ほど紹介しますから
まずはシューグーで補修する面をヤスリがけします。これは表面を荒らす事によってシューグーの接着力を上げるためです。表面がツルツルよりザラザラしていたほうがシューグーの食いつきが良くなるのです。表面積が増えますからね。
ソールの溝パターンの中もヤスリをしっかり当てるのが理想なんですが、流石に完全には無理ですね。出来る限りでいいので凹みの中もヤスリを当てます。
付属のスティック状のヤスリよりも紙ヤスリ(サンドペーパー)のほうが凹みの中はヤスリがけしやすい気がします。
ちなみに僕はシューグーを塗る範囲を先に決めてマスキングテープを貼って作業しています。
最初は全体に薄く塗ります。ヘラを使って強く擦り付けるように。盛ろうとせずしっかりソールに付くようにします。凹んだ部分にもしっかり充填します。表面全体に薄くです。
画像では厚く見えますが1ミリもありません。そしてこのまま24時間ほど放置し乾燥させます。乾燥はとても大事な工程です。しっかり乾燥させましょう。
※画像は片足のみですが、もちろん両足とも同じ作業をしてます。
※手につかない程度に乾燥させた時点でマスキングテープを外しました。
乾燥すると少し痩せます。凹みにも充填したのに、凹んでますね。
次に重ねて塗る前に軽くヤスリがけします。重ね塗りをする時も、ヤスリがけで剝がれ防止効果を高めます。
2度目の塗りです。ヘラを使って1~2mmくらいの厚さに整形しながら塗っていきます。
ハイ!ここで裏技!ヘラをたっぷり濡らしていても、何度もならしているとヘラにシューグーが付いてきます。1度付いちゃうと雪だるま式にシューグーがヘラに付いてコテコテに…ってなりますよね?
そうならないためには、水に中性洗剤を入れて溶かしてください。
するとあら不思議!シューグーがヘラにほぼくっつかなくなるのです!!これでヘラで伸ばしやすくなり、形を整えるのも簡単になりますよ。
この技は他では紹介されてないと思いますよ。当ブログのオリジナルです(笑)
塗ったらまた24時間乾燥させます。
そしてまた軽くヤスリがけ。
3度目の塗りをします。ここでは新品の状態をイメージして、よく減っている部分を厚く塗る感じです。
乾燥すると少し痩せるので、ちょっと多めに盛っても良いかと思います。
そして最後の乾燥をします。厚めに塗ったので固まり具合を見ながらいつもより長めに乾燥させました。
固まったら完成です。このままでも履けますが、最後にヤスリで形を整えてやるのもいいですね。
以上で作業は完了。僕はソールの減り具合に合わせて2~3度に分けて塗っています。
仕上がりはこんな感じになったのです
はい!こんな感じに仕上がりました。どうでしょうか?
塗る面をヤスリがけしてから塗ると剝がれにくくなりますよ。
新品のソールを保護するためにシューグーを塗っている人もいるみたいですね。
シューグーは接着力も強いのでソールの剥がれを接着するのにも使えます。僕はオールスターの剥がれかけたフォクシングテープを修理した事もありますよ。
て、今回は靴底の写真ばっかりだったね(汗)
ま、いっか!(笑)
そんなこんなでシューグーは簡単で便利なので1度お試しあれ~
コメント