どうも!モッパーです。
今日は車の修理をしたので紹介します。
まあね、元自動車整備士ですから、このあたりはお手の物といった感じです(笑)
今回は愛車エブリイのサーモスタット交換です。あなたの参考になればと、簡単ではありますが作業の様子を公開します。
今回は冷却水はそのままでサーモスタットのみ交換しています。それでは、いってみよう!
※DIYでの自動車整備等は自己責任でお願いいたします。
いきさつ
最近、僕の愛車のスズキエブリイのヒーターの効きが悪い。ぜんぜん暖かくならない!めっちゃ寒い!
ある日の走行中、水温警告灯が点灯しているのに気付いた。しかも青色警告灯。
げ!オーバークールやん(汗)
どおりでヒーター効かないはずだわ。
こういう場合、一番最初に疑うのはサーモスタットの不具合です。
サーモスタットとはエンジンの冷却水温を適正な温度にコントロールするための部品。まぁ、弁のような物で水路を開閉しています。これがおそらく閉じなくなって常に冷却水を循環させてしまい、水温が上がらないのでしょう。
この時点ではサーモスタットが原因かどうかは断定出来ていませんが
- 部品代も大した額ではない
- サーモスタットは消耗品
ということで、即部品を発注し交換することにしました。
ちなみに自動車修理は安い部品から疑うのがベターです(笑)
エブリイの車両情報
- 型式 : ABA-DA64W
- 年式 : H25
- エンジン型式 : K6A
交換の様子
まずはセンターコンソールを取り外します。最初にサイドから4箇所止めてある樹脂ピンを取り外します。ヘソを押し込んで外しましょう。
2箇所で勘合しているドリンクホルダーを真上に引き上げて取り外すと、固定ネジが2本出てくるので、取り外せばコンソール本体が取り外せます。
10ミリボルト4本外し、パネルを取り外せばエンジンルームにアプローチ出来ます。※リヤ側にハーネスが通っているので、コネクターの接続を外しエンジンルーム内へ引き抜いて外します。
ラジエータキャップのような物が見えると思いますが、この部分がサーモケースです。12ミリボルトを2本を外せばサーモケースを開けることが出来ます。この時、冷却水がジャバ!っと出ます。まぁ、それは仕方ないです。上のキャップは外しません。
外したら横へ移動させて作業スペースを確保します。ホース類は外しません。
外した部品をチェックしました。右が新品です。左の物はバルブが全閉になっていないのがわかりますかね?わずかだけどスキマがあります。これだけでオーバークールになるんですよ(笑)
サーモスタットはつまみ上げれば外れますが、外す前にジグルバルブがどちらを向いているのか確認しておきましょう。取り付けも同じ方向にジグルバルブが来るようにします。これは新品を取り付けたところ。
サーモケースを元に戻したら、あとは冷却水路内のエア抜きをします。
エア抜き
エア抜きの手順は親切にもボンネットを開けた内側にコーションラベルとして貼られています。この手順に従えば出来ますよ。
エンジン側エア抜きボルトはサーモケースにあります。赤丸の8ミリボルトです。緩めるだけでエアは抜けますよ。完全に取り外すとエンジンルーム内へ落してしまったりするので気を付けてください。
フロントフード内のエア抜きホースはこちらです。ホースクリップをラジオペンチ等で解除してから引抜きます。
コーションラベルの手順に従ってエア抜きしました。
修理完了
見事に復活!ちゃんと暖機されて水温もしっかり上がりました。警告灯も消えてヒーターもバッチリ効きます。
あーーこれで震えながら運転しなくてすみそうです。よかったよかった(笑)
ちなみに適正な水温にならないまま走行することはエンジンにダメージを与えます。また燃費も悪くなりますよ。
以上サーモスタット交換でした!オーバークールの時の参考にしてください。
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